2017 新年あけましておめでとうございます

いよいよ新しい年のはじまりです。
私は、30年以上住みなれた東京をはなれ、思い切って、ふるさと福岡にアトリエをうつし、ようやく一年ちょっとが過ぎました。
越してきた当初は、鈴山キナコ本体を東京に置き去りにして、抜け殻だけ幽体離脱(笑)してきたみたいな、へんな感じで毎日を過ごしていました。
なんだか、私じゃないみたいな。

たまたま、福岡で始めようとして打ち合わせをした仕事に何度か失望させられたこともあり、朝、目覚めると、どんよりした不安に支配され、この先どうなるんだろう。。と真っ暗闇な気分になっていたんですが、

用事を作って東京へ行くたび、住みなれた東中野の街を歩いてみるたび、なくしたパズルのピースがカチッと合わさるように、なんだかイキイキしてきて、
「ああ、自分はまだここに生きてるんだ。東京に私はいる」
と、実感する結果に。これじゃダメじゃん、なんで東京離れたんだよ?と、自問自答(笑)

じゃあ私はいずれ、ここに帰って来なきゃならないんだろうな、遅かれ早かれ。
そう思って、あとは神様が時期を決めて、なんとなく引き寄せられるんだろうと考えていました。
それまでは、福岡での暮らしを楽しもう、と。

しかし。福岡で暮らして半年くらい経ち、ほとんどの関係がしぜん消滅へ向かう中、東京から、私のことを探し出して、きちんとしたギャラを提示し、仕事がしたいと連絡してきてくれた方がふたりいました。私は、嬉しかった。

私は、自分から売り込みをしたり、名刺を配ったり、挨拶まわりをしたりすることが、昔から本当に苦手で、
誰かが強く手を引っ張って引きずり出してくれないと、すぐに隠れてしまう人間なのですが、
今年からはそんな自分を変えて、どしどし多方面に売り込んでいきたいなと思っています。そうしないと、福岡で東京の仕事をしていくことなんか、できないから。

で、さっそくいただいたクレイアート絵本のお仕事を、夏から、この半年間没頭して行っていました。もう嬉しくて、東京に住んでいたときには考えられなかった、北九州の広い空間で、大量に作品を置く場所があり、自分専用の撮影スタジオまで作って、好き放題やっていました。

そうこうしていると、また別件で、東京から私を探して、ホームページから連絡をとろうとしてきた方がおり、(そちらは小説なんですが)そちらの仕事も動き出し、という、待ちに待っていた、あわただしい毎日がやってきました。

そうして東京へ打ち合わせ行き、また福岡へ帰ってきたとき、まぎれもなく私はひとつで、以前の鈴山キナコに会いに懐かしい東中野に行っていたような感覚が消えて、私が鈴山キナコそのものになり、そのままキナコが福岡に戻って、キナコの仕事をしているという、描いてた理想通りの毎日が訪れました。

私にお仕事をくださった会社様に、感謝しています。

本が完成しましたら、お知らせしますね。

今年は、作りたいものがたくさん実現しそうです。




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by mentaisweets | 2017-01-05 01:51