2018年 03月 29日
ふくちのち★ものづくりラボで開催された山福先生の紙版画ワークショップのつづきです。
下絵のひっかき作業を終え、インクを刷り込み、いよいよプレス機にかける作業に入ります。
山福先生の手もとをじっと見ながら、完成に向かう工程の説明に、ワクワクドキドキと聞き入る、受講生のみなさん。
さあ、いよいよです。小さな子どもさんも、重いプレス機のハンドルを自分ではりきって回します。出来上がりが早く見たい〜!
ついに、完成〜〜〜!!
丸囲みが山福先生の作品。
みなさん、完成度の高さが素晴らしい。
先生の左上は私の作品。
紙版画、太い線は紙をくりぬかないように枠を取り、はがして作るんですが、とても楽しかったですよ。
しかし私はどうも、苦手です。。
描いた絵が反転することが、なんか、、どうにも気持ち悪くて、耐えられないというか(笑)
全然、思ったとおりにならなくて。
ムキーー!
って感じですが。
山福先生によると、紙版画は、
1、最後まで完成が読めないところが楽しい
2. 自分が描いた絵が反転したとき、新鮮な衝撃を受ける
3. 反転した作品に自分自身を合わせてみる
3番目には、かなり衝撃を受けました。
反転した作品を「ちがーう!」と考えるんじゃなくて、自分を反転した作品に合わせるとは。
かなりド変態?
反転の世界。鏡の世界。
不思議な鏡の国に迷い込んだ、アリスになった気分で、山福先生の紙版画ワークショップを楽しんでまいりました。自分が知らなかった世界を体験すると、いつもとちがった自分に出会えます。
絵、版画、粘土、、いろんなジャンルがあって、「ものづくり」と、ひとくくりにはできないほど、それぞれの手法は、まったく違った魅力を持っているんだなあ。
ちょっと味をしめた私は、またどこかの異世界にさ迷ってみたい、次はどこにしようかな?なんて考えてしまいました。
それにしても、子供の頃からの友人が指導するワークショップへの参加という、そのこと自体が不思議の国。
みなさんも、想像してみてください。なんだか嬉しくも、くすぐったい気分です。
by mentaisweets
| 2018-03-29 00:03
| ワークショップ